用語集

学習用の教材です。重要な判断では一次資料や専門家を確認してください。

TRADING COMPANY CORE SKILLS · 002

事業計画

戦略を、数字・行動・責任者のつながった実行計画にする

高校生版

まず一言でいうと

社会人向けの説明へ
事業計画は「やりたいこと」を「売れる数・必要なお金・やる人」に変えること。

売上はいくらか、費用を引くといくら残るか、支払いの日に現金が足りるか。この3つを別々に考えます。

身近なたとえ

社会人向けの説明へ

修学旅行の計画表。行きたい場所だけでなく、人数、交通費、時間、係、雨天案、お金が足りるかまでつなげる。

会社でも同じ

文化祭で小さな販売企画を考える場面です。何を何個売り、いくらで売るか。制作費や会場費を払い、担当と準備日を決めます。数字は下の学習用の仮想例で確認できます。

覚える合言葉

会社の計画でも、売上の見込み、必要な費用、現金が入る日と出る日をつなぎます。もうけの表と現金の表は別です。まず小さな例で違いをつかみましょう。

7つのステップ

社会人向けの説明へ
段階 1
条件を決める
→
段階 2
売上を計算
→
段階 3
費用を計算
→
段階 4
利益と現金を分ける
→
段階 5
担当と期限を決める
→
段階 6
悪い場合も計算
→
段階 7
決めて見直す

この7段階は教材で使う整理順です。新しい事実が分かったら前に戻り、計画を直しましょう。

しくみを理解しよう

社会人向けの説明へ

わからない用語はこちら(1語)

1. 計画の条件

社会人向けの説明へ

いつまでに、何を決める計画かを揃えます。例では1か月の販売企画を実施するかを考えます。

やること:期間とお金の単位を書いておく。

気をつける:条件を決めず、先に表だけ作らない。

2. 売上の見込み

社会人向けの説明へ

売上は売値 × 売れた数。1枚1,000円で100枚売れたら10万円です。100枚はまだ確かめていない見込みです。

やること:その数が売れる理由を確認する。

気をつける:売れたらよい数を、確実な数にしない。

3. 必要な費用

社会人向けの説明へ

1枚作るのに400円なら100枚で4万円。会場費4万円も足して、費用は8万円。売上10万円から引くと2万円のもうけです。

やること:売れる数で増える費用と、数が減っても残る費用を分ける。

気をつける:機械などを買うお金と、毎月の費用を混同しない。

4. 利益と現金

社会人向けの説明へ

もうけが2万円でも、代金4万円が翌月払いなら手元の現金は少なくなります。売上が立つ日と、お金が入る日は同じとは限りません。

やること:開始時の現金 + 入金 − 出金を計算する。

気をつける:もうけがあるから支払える、と決めつけない。

5. 担当と期限

社会人向けの説明へ

売る係、代金を受け取る係、費用を払う係と、確認する日を決めます。目標への進み具合を見る数字がKPIです。

やること:予定と実際の差を見て、次の行動を決める。

気をつける:数字を眺めるだけで終わらない。

6. 悪い場合の備え

社会人向けの説明へ

100枚の見込みが60枚なら、売上6万円、費用6.4万円で4,000円の赤字です。代金の入金が遅れる場合も別に考えます。

やること:値段・売れる数・費用・入金日を変えて計算する。

気をつける:よい場合だけを信じず、縮小や延期も用意する。

会社のミニケース

社会人向けの説明へ
学習用の仮想例:1か月の販売企画。売値1枚1,000円、売れた1枚の制作費400円、会場費4万円、開始時の現金5万円。費用は当月支払い。在庫・機械購入・借金・利息・税金は省いています。
項目100枚売れる60枚に減る代金4万円が翌月
売上1,000円 × 100枚 = 10万円1,000円 × 60枚 = 6万円10万円
費用400円 × 100枚 + 4万円 = 8万円400円 × 60枚 + 4万円 = 6.4万円8万円
利益2万円−4,000円2万円
当月入金10万円6万円6万円(残り4万円は翌月)
月末の現金5万円 + 10万円 − 8万円 = 7万円5万円 + 6万円 − 6.4万円 = 4.6万円5万円 + 6万円 − 8万円 = 3万円

代金4万円が翌月になると、もうけは2万円でも手元の現金は5万円から3万円へ減ります。「もうかったか」と「払えるか」を別々に見る理由です。

もし当月の入金が0円なら、支払いに3万円足りません。支払い前に、お金を用意する・条件を変える・延期する方法を考えます。月末だけでなく途中の日にも現金が足りるか確認しましょう。

用語意味
前提計算の土台に置く条件。確かめた事実と仮の数字を分ける
ドライバー売値や数量など、結果の数字を変える要因
固定費・変動費一定範囲では数量によらない費用/数量に応じて増減する費用
PL(損益計算書)ある期間の売上などの収益、費用、もうけを示す表
BS(貸借対照表)ある日の資産・負債・純資産を示す表。資産 = 負債 + 純資産
CF(キャッシュフロー計算書)ある期間の資金の動きを営業・投資・財務に分ける表
売掛金売上になったが、まだ受け取っていない代金
減価償却設備などの購入額を、使う期間に分けて費用にする処理
KPI目標への進み具合を確認する数字
感度分析・シナリオ条件を変えて結果を見ること/いくつかの条件を組み合わせた筋書き

理解チェック

社会人向けの説明へ

わからない用語はこちら(2語)

次の学び:つまずいた節は何度でも読み直せます。実務の表や確認方法を知りたくなったら、社会人向けの説明へ進みましょう。

根拠を確認する

改訂時に確認した公開資料です。数値例は本教材で作った仮想例で、実際の会社の実績ではありません。